DMM Bitcoin(DMMビットコイン)の取引方法には、手持ち資金とビットコインを売買する「現物取引」と、手持ち資金以上での取引を行える「レバレッジ取引」の2種類があります。
レバレッジ取引は、リスクが伴うものの、大きな利益を得ることも可能です。
この記事では、DMMビットコインでレバレッジ取引を始めてみたい方や、現在利用している方向けに、レバレッジ取引を行う際の手数料について解説します。
また、その他の手数料についてもまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
DMM Bitcoin(DMMビットコイン)とは?
DMMビットコインは、株式会社DMM Bitcoinが運営している暗号資産の販売所です。
国内で暗号資産取引を提供するサービスの中でも、機能性の高い取引ツールを備えているのが特徴です。
さらに、暗号資産を代表するビットコイン以外にも、イーサリアムやモナコイン、ネム、クアンタムといったさまざまなコインを提供しています。
運営会社 | 株式会社 DMM Bitcoin |
---|---|
取引所 or 販売所 | 販売所 |
取引手数料 | 無料 ※BitMatch取引手数料を除く |
出金手数料 | 無料 |
取扱通貨 | 19種類 |
通貨の種類 | BTC、ETH、XRP、LTC、BCH、XLM、ETC、XTZ、OMG、ENJ、BAT、MONA、NEM、QTUM、XYM 【2022/6/15〜取り扱い開始】TRX、ADA、DOT、IOST |
取引方法 | 現物取引、レバレッジ取引 |
最小発注数量 | 通貨により異なる |
レバレッジ取引とは?
「レバレッジ取引」とは、どのような暗号資産の売買方法なのか知らない方も多いのではないでしょうか。
アカウント口座内にある日本円とビットコインを物々交換する「現物取引」は分かりやすいものの、レバレッジ取引は複雑な取引手法を採用しているため、初心者だとなかなか手を出しにくい取引方法です。
そこで、まずはレバレッジ取引の仕組みをしっかりと把握しましょう。
DMM Bitcoin(DMMビットコイン)のレバレッジの仕組み
レバレッジ取引とは、ユーザーが持っている資金以上を運用して取引を行えるシステムです。
DMMビットコインでは、資金を最大2倍に増やした状態で売買できます。つまり、手持ち資金が10万円のユーザーが、レバレッジ取引を利用すると、20万円を持っていると仮定した状態で売買を行えるということです。
レバレッジ取引は「証拠金」が必要
手持ち資金以上で売買できるレバレッジ取引ですが、あらかじめ運営側に「証拠金」と呼ばれる担保を納める必要があります。
例えば、10万円を担保として預けることで、ユーザーは20万円での取引が可能です。
なお、DMMビットコインではビットコインだけでなく、イーサリアム・リップル・ネム・ライトコインなどのレバレッジ取引を提供しています。
レバレッジ取引のリスクに注意
レバレッジ取引で暗号資産の取引を行う際には、リスクに気を付けましょう。現物取引とは異なり、手持ち資金の2倍で取引を行えるため、値動きによる利益・損失ともに2倍となります。
そのため、DMMビットコインには、損失の拡大を防ぐために「ロスカット(損失拡大を防ぐ強制決済)」が存在します。
あらかじめ担保として預けた証拠金維持率が50%を下回った場合、強制的にロスカットが実施されます。なお、DMMビットコインでは、このロスカットに伴う手数料は発生しません。
DMMビットコインのレバレッジ手数料
DMMビットコインのレバレッジ取引における手数料について解説します。
現物取引同様に、レバレッジ取引をするごとに取引手数料が発生することはありませんが、別枠で「レバレッジ手数料」が設けられています。
特殊な手数料であるため、レバレッジ取引を行う前に確認しておきましょう。
1日ごとに0.04%の手数料が発生
レバレッジ手数料とは、ポジション(レバレッジ取引を始めた価格)を保有したまま、決済を行わずに翌日に持ち越した場合に発生する手数料です。
簡単に説明すると、取引所の管理を行うDMMビットコインに、ポジションを維持してもらうために支払う費用となります。
DMMビットコインでは、レバレッジ取引でポジションを翌日に繰り越すごとに、ポジションの金額に対して0.04%の手数料がかかります。
例えば、ビットコインの価格が500万円で、0.01BTCを約定し、翌日まで保有するケースを考えてみましょう。
前日の仲値(買値と売値の中間値)が、510万だったとすると、「510万円×0.01BTC×0.04%=21円(小数点以下は切り上げ)」の計算によって、21円の手数料がかかります。
このように、前日終値の仲値とポジション保有数が多ければ多いほど、手数料も増加するため注意が必要です。
DMMビットコインで発生するレバレッジ手数料以外の手数料
最後に、DMMビットコインにおいて暗号資産の取引で発生する手数料について確認しておきましょう。
日本円の入金や出金、さらにBitMatchで取引する際に手数料が発生します。
日本円の入金・出金に関する手数料
1つ目は、日本円の入金・出金に関する手数料です。
日本円の入金手数料は発生しませんが、保有する銀行での送金手数料が発生する点に注意しましょう。
また、DMMビットコインでは、出金手数料が無料に設定されています。
入金手数料 | 無料(※各金融機関の銀行手数料は自己負担) |
---|---|
出金手数料 | 無料 |
BitMatchで取引する際に発生する手数料
BitMatchとは、ミッド価格(仲値)を参考に発注から30秒以内のミッド価格での取引を成立する注文方法です。
ユーザー同士の注文がミッド価格でマッチングされるため、条件に適した価格で暗号資産の取引を行えます。
BitMatchを利用した取引手数料は、次の通りです。取引単位ごとに手数料が異なるため、利用する前に確認しておきましょう。
現物取引でBitMatchを利用する際の手数料
銘柄 | 取引単位 | 取引単位あたりの手数料 | 最小発注量 |
---|---|---|---|
BTC/JPY(ビットコイン/日本円) | 0.0001 | 2円 | 0.01 |
ETH/JPY(イーサリアム/日本円) | 0.01 | 6円 | 0.1 |
XRP/JPY(リップル/日本円) | 10 | 6円 | 100 |
レバレッジ取引でBitMatchを利用する際の手数料
銘柄 | 取引単位 | 取引単位あたりの手数料 | 最小発注量 |
---|---|---|---|
BTC/JPY(ビットコイン/日本円) | 0.01 | 3円 | 0.1 |
ETH/JPY(イーサリアム/日本円) | 0.1 | 19円 | 1 |
XRP/JPY(リップル/日本円) | 100 | 12円 | 1,000 |
XEM/JPY(ネム/日本円) | 100 | 6円 | 1,000 |
DMMビットコインで発生するレバレッジ手数料を把握しよう
DMMビットコインでレバレッジ取引を始めたい方は、レバレッジ取引の仕組みや手数料について把握することをおすすめします。
概要を理解しないまま売買を進めることで、思わぬ損失を生み出してしまう可能性がある点に注意が必要です。
また、レバレッジ取引以外にも手数料が発生するため、効率的に運用できるように準備をしましょう。
DMMビットコインの登録方法
ここでは、DMMビットコインの登録方法を紹介します。登録までの大まかな流れは、次の通りです。
- メールアドレス登録
- 個人情報登録
- 本人確認
- SMS認証
- 郵便はがきの受け取りと認証
メールアドレス登録
まずは、DMMビットコインサイトへアクセスしメール登録します。「無料口座開設する」をクリックし、メールアドレスを送信しましょう。入力したメールアドレス宛に、「【DMM ビットコイン】登録メールアドレスのご確認」のメールが届くので、URLのリンクをクリック。口座開設フォームに「パスワード」「口座開設の種類」「各種確認事項の同意」を入力していきます。
口座開設は、個人と法人が選べるので利用に合わせて選択しましょう。すべて入力すると、個人情報の登録画面に進みます。
個人情報登録
個人情報の登録では、以下の内容を入力していきます。
- 名前、フリガナ
- 性別
- 生年月日
- 携帯電話番号
- 現住所
- 職業
- 資産状況
- 投資経験
- 暗号資産取引のリスクへの同意
ここで入力する現住所は、この後の本人確認書類で利用する書類に記載されている住所と同じにします。また、SMS認証を行うため、携帯電話番号も用意しておきましょう。上記の内容をすべて入力、かつ確認画面で申込内容を確認。問題がなければ「申し込む」をクリックして、本人確認へと進みます。
本人確認
本人確認書類を提出します。提出の方法は、次の2つです。
- スマホでスピード本人確認
- 本人確認書類のアップロード
「スマホでスピード本人確認」では、スマホを使って本人確認をオンラインのみで完結できます。7~22時の間に申し込みを行えば、最短1時間以内に取引を開始できるので、すぐに取引開始したい人にはおすすめです。スピード本人確認の場合、本人確認書類が以下の書類の中から1つのみで済みます。
- 運転免許証
- マイナンバーカード(通知カード不可)
- パスポート
- 在留カード
一方、「本人確認書類のアップロード」では、本人確認書類の提出後、後日送られてくる郵便物の受け取りが必要です。書類も2つ必要となり、以下の書類から選択してアップロードしましょう。
- 運転免許証
- パスポート
- 住民基本台帳カード
- 在留カードまたは特別永住証明書
- その他、各種保険証および住民票の写し(各種保険証・住民票・年金手帳・印鑑登録証明書など)
本人確認書類は、先に入力した住所と同一のものが必要です。また、写真が鮮明に映っていない場合や確認書類の有効期限切れなどで本人確認ができないことがあるので注意しましょう。
SMS認証
本人確認書類の提出が済んだら、携帯電話番号で認証作業をします。登録した携帯番号へ「コードを発行する」をクリックすると、番号宛てに認証コードが送られてくるので、認証コードを入力したら、登録完了です。
郵便はがきの受け取りと認証
本人確認書類の提出をアップロードした場合、後日認証コードが記載された郵便はがきが送られてきます。その認証コードを、マイページで入力すると口座開設が完了します。郵便はがきは、本人確認書類の提出から3~4日ほどで送られてくるので、忘れずに確認するようにしましょう。
2段階認証の設定をしておこう
口座開設した後は、「2段階認証」の登録をおすすめします。2段階認証とは、IDやパスワードの入力とは別に、SMS認証やセキュリティーコードの入力を追加することです。これにより、セキュリティレベルが高くなるため、不正アクセスの防止につながります。DMMビットコインでの2段階認証の設定方法は、次の通りです。
- メニュー左側の「ユーザー情報・各種設定へ」をクリック
- セキュリティ設定の「2段階認証を設定する」をクリック
- 2段階認証を使用する場面を必要に応じて設定
- SMS認証で設定完了
仮想通貨取引所では、過去にハッキング被害やアカウント乗っ取りなども起こっています。資産を守るためにも、2段階認証を設定しておくようにしましょう。
DMMビットコインの入金方法
口座を開設した後は、取引するために入金をしましょう。DMMビットコインへの日本円入金には、次の2つの方法があります。
- 銀行振込
- クイック入金
銀行振込
「銀行振込」をクリックすると、入金先の口座番号が表示されます。指定の口座に振り込みすると入金完了です。指定口座は、りそな銀行となるので、りそな銀行からの振り込みであれば手数料を抑えられるでしょう。
クイック入金
インターネットバンキングを利用するのがクイック入金です。利用する銀行を選択後、銀行のサイトから手続きすることで入金できます。対応している銀行は、1,000件以上あり、24時間365日利用可能です。入金後は即時反映されるのですぐに取引できるようになります。
DMMビットコインは登録も取引もわかりやすい
DMMビットコインは、登録が簡単に行え、取引する場合も難しい操作は必要ありません。また、公式アプリでは、直感的に操作ができるため、初心者でも簡単に利用できるでしょう。この記事を参考に、DMMビットコインについて理解し、仮想通貨取引の第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。